東京の医学部を難易度・学費・おすすめ予備校で詳しく解説

首都圏だけあって東京は全国都道府県の中で最も医学部設置大学の数が多い地域。

しかも、偏差値レベルも偏りがないので、全ての受験生にとって合格が目指しやすい場所です。

今回は医学部受験を東京をテーマに詳しく確認していきます。

東京都在住ではない受験生も、医学部合格を目指すのであれば、ぜひ参考にしてみて下さい。

東京にある医学部医学科の情報

東京にある医学部医学科の情報

全国にある医学部医学科の数は、国公立50校、私立31校、準大学1校の合計82校です。

その中で東京にキャンパスを設置する医学部の数は、国公立2校、私立11校の合計13校。

東京だけで私立大学医学部の約4割強を占めていることになります。

大学名 区分 キャンパス所在地
東京大学 国立 本郷地区キャンパス
東京医科歯科大学 国立 湯島地区キャンパス
杏林大学 私立 三鷹キャンパス
慶応義塾大学 私立 信濃町キャンパス
順天堂大学 私立 本郷・お茶の水キャンパス
昭和大学 私立 旗の台キャンパス
帝京大学 私立 板橋キャンパス
東京医科大学 私立 西新宿キャンパス
東京慈恵会医科大学 私立 西新橋キャンパス
東京女子医科大学 私立 新宿キャンパス
東邦大学 私立 大森キャンパス
日本大学 私立 医学部キャンパス(板橋)
日本医科大学 私立 千駄木キャンパス

医学部の偏差値について

東京といえば偏差値トップの東大理三が有名ですが、その他には医学部でもトップレベルの難易度を誇る大学が集結。

しかし、偏差値下位の医学部もあるため、東京だからと言って全ての医学部が難しいわけではありません。

自分の学力に合った受験校が選べるのも東京の魅力です。

東京にある国立大学医学部の偏差値

大学名 偏差値
東京大学 72.5
東京医科歯科大学 70

※河合塾2022年度入試向けの偏差値データ

東京にある私立大学医学部の偏差値

大学名 偏差値
杏林大学 65
慶応義塾大学 72.5
順天堂大学 70
昭和大学 67.5
帝京大学 65
東京医科大学 67.5
東京慈恵会医科大学 70
東京女子医科大学 65
東邦大学 67.5
日本大学 67.5
日本医科大学 70

※河合塾2022年度入試向けの偏差値データ

一覧でみる都内医学部の学費について

一覧でみる都内医学部の学費について

東京医科歯科大学は国立の中では少し高い

通常の国立大学医学部 東京医科歯科大学
入学料 282,000円 282,000円
授業料(6年間) 3,124,800円 3,857,760円
合計 3,406,800円 4,139,000円

上記のテーブルを見ても分かるように、東京医科歯科大学は他の国立大学よりも学費が高いです。

2020年度から千葉大学と同様に東京医科歯科大学は学費値上げを発表し、授業料が年間520,800円から642,960円へ値上げされました。

したがって、6年間総額の学費は400万円を超える金額となっています。

それでも、私立大学医学部と比較するとその差は歴然で、安いことには変わりありません。

私立大学は学費が安い医学部が集結

私立大学医学部の学費は高いです。

しかし、私立大学医学部の中では割安な医学部が東京に多くあったりします。

それでは東京都内の私立大学医学部の学費を一覧で確認してみましょう。

大学名 学費(6年総額)
杏林大学 3,700万円
慶応義塾大学 2,204万円
順天堂大学 2,080万円
昭和大学 2,700万円
帝京大学 3,938万円
東京医科大学 2,940万円
東京慈恵会医科大学 2,250万円
東京女子医科大学 4,621万円
東邦大学 2,580万円
日本大学 3,310万円
日本医科大学 2,200万円

上記の学費一覧を見ても分かるように偏差値が高い慶応・慈恵・日医・順天などの学費が安い医学部は偏差値が高い傾向にあります。

学費安いと目指せる受験層も増え、国公立の滑り止めとして優秀な受験生も集まるため、偏差値は自ずと高まります。

その分、学費が高額な医学部は受験できる層も限られてくるので、難易度的には穴場となりやすいです。

東京都枠の定員もある

医学部を目指す受験生の場合、地域枠入試の存在を知っていると思います。

地域枠は医師不足を解消するために導入されている制度ですが、地方や田舎に限った話ではありません。

東京都も地域枠入試を設けています。

設置されている大学および募集定員は下記となります。

大学名 人数
順天堂大学 10 人
杏林大学 10 人
日本医科大学 5 人

東京都地域枠の出願資格

出願条件は「都内に住所があり、高校卒業者(見込み含む)」または「都内の高校卒業者(見込み含む)」のいずれかに該当する人です。

奨学金の概要

奨学金は、学費に加え生活費が月額10万円支給される充実ぶり。

これなら、経済的に私立大学医学部が難しい受験生でも進学可能です。

大学名 修学費(6年間計) 生活費(6年間計) 合計額
順天堂大学 2,080万円 720万円 2,800万円
杏林大学 3,700万円 720万円 4,420万円
日本医科大学 2,200万円 720万円 2,920万円

ただし、もちろん地域枠ですから、上記奨学金が返済免除になるための条件が設けられています。

奨学金返済免除の条件

奨学金が返済免除になるためには下記要件を全てクリアする必要があります。

  1. 大学卒業後、2年以内に医師国家試験に合格すること
  2. 医師免許取得後は卒業した大学の付属病院(都内病院)で初期臨床研修を受ける
  3. 初期臨床研修後は、小児医療・周産期医療・救急医療・へき地医療のいずれかで医師として貸与期間の1.5倍(約9年)従事すること

条件については他の地域枠と大きく異なる点はありません。

もし、返済免除の条件をクリアできなかった場合、貸与された奨学金全額を金利年10%上乗せして返済する必要があります。

東京で受験生から口コミ評判の良い専門予備校は?

東京で受験生から口コミ評判の良い専門予備校は

ここまで東京の医学部について詳しく解説してきました。

それでは、最後にどうやって医学部合格を実現していくかがポイントになります。

そこで、東京都内で合格実績が豊富なおすすめの医学部予備校をいくつか紹介していきたいと思います。

個別指導で受験対策希望なら【学び舎東京】

個別指導で無理・無駄なく効率よく学習したいなら学び舎東京がおすすめです。

プロ講師によるマンツーマン指導は評判が高く、3ヶ月で偏差値15アップを実現する生徒が沢山います。

特に英語の指導法について口コミ評価が高く、英語が苦手な理系受験生には最適です。

国公立から私立まで幅広い医学部へ合格させているので、個別指導を希望するならぜひ候補に入れてみると良いでしょう。

私立1本なら【メルリックス学院】

最初から私立の医学部に特化して対策したいならメルリックス学院がおすすめです。

こちら私立大学医学部専門の予備校で、圧倒的な情報量と分析力を有しています。

合格実績も医学部予備校の中ではトップクラスで、東京以外にも大阪や名古屋に校舎を展開するほどの人気ぶり。

特に推薦入試では圧倒的な合格実績を誇っており、現役の高校生や1浪生で推薦も視野に入れている受験生にも最適です。

まとめ

今回は東京都内の医学部について偏差値や学費など詳しく解説し、最後は合格を実現するためのおすすめ予備校を紹介してきました。

医学部は難易度が非常に高いですが、自分に合った入試を行う大学を見つけ出し、それに応じた質の高い対策を行えば、決して無謀な入試でもありません。

東京は医学部の数が豊富なので、目指しやすい環境とも言えます。

ぜひ、難関入試を突破して医師という夢を実現してください。

東京の医学部入試に関してもっと情報が知りたい方は、下記のサイトを一度確認することをおすすめします。

「東京専門」医学部受験サイト